アミノバイタル杯 注目の選手

急成長の右サイドバック
シーズンインしてから早いもので、すでに一ヶ月半が経とうとしている。ア式蹴球部は三商戦や京都大学との試合、関東リーグ所属の拓殖大学など多くの強豪との試合を経てチームとしての完成度を上げ、三月二十七日に行われるアミノバイタル杯初戦に向けて、チーム作りを行っている。
そんなチームの主な攻撃パターンは右で崩して左で決める。右サイドの中野正樹(二年#35)の躍動感ある突破で右サイドを突破し、左サイドの宗(三年#30)とエースストライカーの梶谷(四年#10)がゴールを決めにかかる。シーズン当初は中野正樹へ注目が集まっていたが、このところ彼と右サイドでコンビを組む大山達也(二年#25)が日増しに存在感を出している。
ア式蹴球部に多くの在籍部員、OBを排出する県立浦和高校出身の大山は、昨年入部時、主力を多く輩出している同校出身ということもあり大きな期待が寄せられたが、チームの右サイドバックには同校の先輩である小島秀太(16年卒)や、暁星高校出身の白藤(三年#19)が控えており、大山はBチームが主なプレーする場所となった。
しかし、果敢なオーバーラップや鋭いドリブル突破で評価を上げた大山は、Aチームの練習に呼ばれることが増え、A2(トップチームのサテライトチーム)に昇格し試合への出場も果たした。昨年は副GMとしてBチームを指揮する機会が多かった現GMの大口(四年#3)もその潜在能力を高く評価。トップチームに大山を帯同させ出場機会を与えた。その期待以上の活躍を大山は見せ、アミノバイタル初戦のスタメン争いで大きくリード。トップチーム固定になった関西遠征初戦からここまで、トップチームの右サイドバックとして出場し続けている。

–自己紹介をお願いします
『県立浦和高校出身、一橋大学経済学部二年、背番号25番。大山達也です。ポジションはサイドバックです。』
–持ち味は?
『しつこくオーバーラップを繰り返して、裏抜けとかも頑張って、そこまで走ることです。』
–去年は主にBチームでプレーしていましたが、今年はここまでトップチームでプレーし続けています。何か思うところはありますか?
『最初は緊張する場面とかも多くて、Bの試合に比べて激しい場面が多くて、ちょっと戸惑う場面もあったんですけど。今は先輩とかのアドバイスも多く、すごい勉強になるなと、とても感じています。』
–今のところ、最多アシストだと思うのですけど。。。

『あ、まじっすか(笑)』
–特に梶谷(四年#10)へのアシスト。。。
『あはは、やっぱり梶さんへのアシストですよね(笑)』
–やはり梶谷とはやりやすさを感じていますか?
『そうですね。梶さんはやっぱり身長が高いし、だから結構狙いやすいし、裏抜けなども狙ってくれし足も速いので、自信を持ってパスを出せませす。ここに蹴ったら行ってくれるな、みたいなのがあるので。結構やりやすいです』
–今自分の感じる課題点は?
『まず純粋に、技術面もそうなんですけど、一番問題だと感じているのは、戦術とか連携面とかで他のトップの選手に比べて足りていないな、って思います。声かけとかこれから出来てなくちゃいけない部分もあるので、そういうところを身につけるのは絶対に必要だな、と思っています』
–アミノバイタル杯へ向けて一言
『このままトップチームで出場し続けたいですし、アシスト数がいい感じなので、アシストにつながるクロスやロングフィードを狙っていきたいです』

Player Profile
名前 : 大山達也
学年 : 二年生
学部 : 経済
ポジション : サイドバック
長所 : 果敢なオーバーラップと鋭いドリブル突破。精度の高いクロスや一対一の強さも魅力