【コラム】敗戦を超えて

April 4, 2016

 

二発のセットプレーで流れが変えられた。

 

一橋大学ア式蹴球部は、天皇杯予選に続く公式戦であるアミノバイタル杯東京都予選の第三回戦を大東文化大学と行った。一部中位の相手は、四年前に昇格を阻まれ、昨年のアミノバイタル杯で苦渋を舐めさせられた相手。負けられない、という気持ちはアップからチーム全体に漂っていた。

 

試合の入り。驚くことに格下と見られていた一橋は激しいプレッシングと相手のサイド裏を狙ったスピード感あふれるプレーで主導権を握り、相手を押し込む時間が増えていた。手島(四年#11)が中野正樹(二年#35)の折り返しをキーパーに止められるなど、あと少しで得点というシーンもあり先制点への期待は膨らんでいた。

 

しかし、一部の怖さを思い知ったのは相手がこの試合で初めて得たフリーキック。一瞬の隙を突かれ相手センターバックをフリーにするとそのまま高い打点のヘディングをゴールに叩き込まれ失点してしまう。すると徐々に大東文化大学がペースを掴み出す。そしてペナルティエリア付近で宗(三年#30)が与えてしまったフリーキックをゴールに直接決められ二失点。

 

後半は終盤に途中交代で出場した玉水がペナルティキックを得るなど奮闘するも、相手キーパーの好守に阻まれ得点できず。結局力の差を見せつけられ0対4と大敗を喫してしまった。

 

生まれなかった大きな内部競争

 

この敗戦の後、GM (グラウンドマネージャー)の大口はスタメンの固定についての話をした。一橋大学ア式蹴球部においてスポーツ推薦はなく、スタメンも努力次第で誰にでも勝ち獲れる可能性はある。しかし、このアミノバイタル杯期間でその可能性を見せたのはフォワードの玉水(写真右。二年#56)のみ。熾烈な競争が行われることはなく、全体の底上げにはつながらなかった。

 

昨シーズン、特に秋シーズンでは手島(四年#11)と仁賀(三年#28)がアンカーという中盤底のポジションを、宗と中野正樹は右ウイングのポジションを争って、日々熾烈なポジション争いを練習の段階で見せていた。結果、チームは秋シーズン6勝3敗と大きく勝ち越した。これだけで後半戦のチームの好調ぶりを一概に述べることはできないが、大きな要因であったことは間違いない。

 

関西遠征以降、スタメン11人は不動。その下のサテライトカテゴリーであるA2では数名の変更があったが、それも怪我が主な理由であった。チーム全体に蔓延していた停滞感。それを打破するのは玉水のような存在感を放つ選手に続くサテライトカテゴリーに所属する選手にかかっているのかもしれない。

 

残り一ヶ月という状況で

 

関西遠征以降チームはアミノバイタル杯優勝という明確な目標のもと、日々の練習に取り組むことができた。その中でフォワード玉水、ミッドフィルダー田尻(二年#58)、ディフェンスの大山(二年#25)は急激に成長し、特に大山に至ってはトップチームのスタメンを奪取。玉水もスタメンと遜色のないプレーで得点を重ね、結果を残し続けている。田尻や戸井(二年#49)など着々と周りから評価を得ている選手も増えており、リーグ戦までの一ヶ月でどこまで競争が激化させられるか。大口の頭を悩ませられる状況を作ることができれば、開幕勝利、そしてその後の連勝につなげることができるだろう。

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